台湾では、1996年3月に初めての総統直接選挙が実施されてから20年になる。初の民選総統が誕生した年に生まれた「民主主義の子」たちも、今年は20歳になって選挙権を得、初めての投票権を行使することとなった。今回の選挙は例年ほどは盛り上がらなかったものの、その結果は熱いものとなった。民主的な選挙を通して3回目の政権交代が実現し、しかも台湾に初めての女性総統が誕生したのである。
選挙は一つの競争であり、アートでもあり、また庶民の文化でもある。
一人ひとり、支持者も違えば信じるものも違う。候補者は声を張り上げて懸命に支持を呼びかけ、積極的にそれを応援する人もいれば、冷ややかに傍観する人もいる。それらが一枚一枚の票となり、最終的に国家社会の将来の道を選び出すのである。
選挙の喧騒は去った。満足した人も失望した人も、選挙の結果をともに背負わなければならない。これこそが民主主義の本質なのである。
希望は力。最後まで選挙戦を戦い抜く。(黄仲新撮影)
希望は力。最後まで選挙戦を戦い抜く。(荘坤儒撮影)
選挙では候補者もそれを追う記者たちも、自分の力だけが頼りである。(林格立撮影)
選挙では候補者もそれを追う記者たちも、自分の力だけが頼りである。(陳美玲撮影)
選挙では候補者もそれを追う記者たちも、自分の力だけが頼りである。(黄仲新撮影)
当選の瞬間、国家元首としての重責を担うこととなる。(荘坤儒撮影)
当選の瞬間、国家元首としての重責を担うこととなる。(荘坤儒撮影)