>
台湾の遊び方
2月 2025
.
水とともに暮らす――
都市のウォーターフロント
水は生命の源であり、文明も河川沿いに発展してきた。人々は河川を整備し、水とともに暮らす空間を生み出してきたのである。長い歴史を持つ台北の大稲埕、新しいイメージを生み出した台南の河楽広場、自......
水とともに生きる
知恵とレジリエンス
四方を海に囲まれ、河川が密集した台湾では水は自然資源であるだけでなく、文化的記憶の媒介でもある。北から南まで水と関わる数々の空間は景観を成すとともに、大地に対する人々の深い思いや信仰、民俗......
台湾の信仰と民俗文化における「水」
漢民族は、もともと陸地での思考をメインとする農耕民族だが、そうした先人たちが数百年前に台湾海峡を渡ってきた。彼らが暮らし始めた台湾は四方を海に囲まれ、険しい山が多く、河川の流れが速いため、......
南方の母なる川――高屏渓
地図を開くと、高屏渓は台湾南部に青く美しい葉脈のように広がっている。 玉山に源を発し、23の郷鎮(町村)を流れ、台湾海峡に注ぐ。荖濃渓、旗山渓(旧名は楠梓仙渓)、濁口渓、隘寮渓、美濃渓とい......
21世紀の短波放送
世界の隅々まで届く台湾国際放送
台湾の地上から世界に向けて短波が発信されていく。台湾の中央広播電台(台湾国際放送/RTI/Radio Taiwan International)は世界150ヶ国に向けて台湾を紹介している。......
竹製品の型を破る――元泰竹芸社
南投県竹山鎮頂横街にレトロな手描きの看板を掲げた「元泰竹芸社」がある。この場所で、斜陽産業が華麗なる変身を遂げた。おしゃれなイメージに惹かれて若者たちが訪れ、またサステナブルで脱プラスチッ......
「青竹の色を保つ」竹博士の技術
現代社会において、竹製品は私たちの暮らしから大幅に姿を消した。しかし、竹工芸の中心地である南投県の竹山を訪れると、アイディアに富んだ美しい竹の工芸品にひかれることだろう。......
鹿港 時が止まったままの
閩南芸術の宝の街
かつて台湾で最も栄えた「一府(台南)二鹿(鹿港)三艋舺(万華)」の一つに数えられる彰化県の鹿港は、清の時代に大いに繁栄した歴史ある街で、ここで暮らす人々は強い意志をもって時代の流れに抗って......